四剣士の末っ子、ナイフデビュー
(g)
2014年5月某日、自宅キッチンにて。四兄妹の中で、最も早い刃物デビュー。
ナイフで切断すると見せかけて、指でキュウリをちぎる三女2歳2ヵ月。手にしたナイフは、もはやアクセサリー程度の意味しか持たない。
いやいや、私が気がかりな点はそんな些末な問題とは次元が異なる。
何をそんなに急いでいるのか妻は。長女が3歳で包丁デビューを果たしてから末っ子の三女に至るまで、刃物デビューの低年齢化が加速している。育成した四剣士の召喚を迫られるほど、妻の行く手を阻むキュウリは強大なのか。
心当たりはある。食事を作っても作っても一瞬にして食い尽くされる“ハイエナの時代”に片足を突っ込んでいる我が家。手巻き寿司のネタや巨大ザルに山盛りのソバがビデオの早回しのように消えていくのが、日常の食卓風景だ。「一人が調理したものにその他大勢が群がる」という既存のシステムは、今や破綻しつつある。「大皿盛り期」から「自分で食べるものは自分で作りなさい期」への移行が妻の手によって急ピッチで進められている、とみてほぼ間違いない。
一方、三女を“ホッケさばき隊”のホープしてと迎え入れたい道楽者の父。2歳児の輪切りを誉めちぎり、好感度アップに余念が無い。妻と私それぞれの目論見が水面下で粛々と進行している。
詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/arekore2014.htm#knife-debut
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