ハンドメイドルアー製作過程

2004.08.09

(12)作業環境の注意点

99227001.jpg

写真は、以前住んでいたアパートの作業部屋である。

黄色い機械がエアブラシ用のコンプレッサー。騒音と振動が結構大きいので、下に座布団をあてると良い。

塗装は、必ず換気の良い窓際で行おう。特にエアブラシを使用する際は、短時間の作業でも窓を開けないと、くらっとする。ハケ塗りやどぶづけと比較して、溶剤が気化しやすいのだと思う。小さな子供がいる家庭は、要注意である。冬は寒くても「窓は全開」が安全である。

塗料は、保存の仕方と場所にも気を付けた方が良い。シンナー等、ふたをしめて密閉したつもりでも、しばらく使わないと少しずつ目減りする。部屋に気化した溶剤が漏れていることは、疑いない。

最後に…。

実は、娘が産まれる直前に、塗料の類は全て部屋から撤去しました。ルアー作りはしばらくお休みです。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(11)完成

99317016.JPG

完成したルアー達。作業開始からここまで数十日。

この後、実際にテグスをつけて、風呂に水をはり泳がす実験をする。テグスを引っ張ったときに、くねくねと泳げば大成功。もし泳がなければ(これはとてもショックなことだが…)、リップの交換が効果的かつ唯一残された道である。

そのためにも、1回目のリップの接着は「仮止め」程度にした方が良い。ただし、ボディー防水はしっかりとしておくこと。

リップの取り付け角度を変えるだけでも、アクションが改善されることがある。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(10)リップの作成と接着

rippu1.jpg

写真はミノーのくちびるの部分に付ける「リップ」。ルアーをくねくねと動かしたり潜行させたりする為に必要な部分である。

リップの材料は、ポリカーボネート板を使用する。プラ板はダメ。岩にぶつかったときに割れてしまう。

切り出すのは、安い万能ばさみが便利である。握力はかなり必要だが…。仕上げは紙ヤスリで。形は写真のような台形が一番切り出しやすい。手間はかかるが、舌のように角を丸めても格好いい。

リップで難しいのは、その形や長さだと感じている。実際、できあがったルアーが生き生きと泳がず、リップを付けなおしたことがある。

経験上、リップは長めで大きめの方がアクション(くねくね泳ぎ)は大きくなる。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(9)乾燥・仕上げ

99227002.jpg

Mr.カラーで塗装したあと、薄めたウレタンフロアー(釣具店やアウトドアショップで手に入る)を、エアブラシで吹き付け乾燥。

その後、ウレタンフロアーの原液にドブづけ→乾燥を、数回くり返す。ルアーの強度と仕上がりを決定する、根気のいる行程である。

上の写真は乾燥している様子。室内(玄関)で乾燥させていたため、部屋がシンナー臭くならないように、フタのできる桐の箱に針金を張り「乾燥箱」を作った。桐の箱は東急ハンズで購入した。

982280152.jpg

これは乾燥後の写真。ウレタンのドブつけをくり返すと、写真のようにツヤのあるしっかりした皮膜ができる。ツヤにも深みが出て、どんどんルアーらしくなってくる。

なお、針金のアイの部分にウレタンがたまって固まるので、時々カッターで削り落とす必要がある。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(8)カラーリングのコツ

98228012.jpg

トリコン製のエアブラシのハンドピース。

私はエアブラシにさわったことがないド素人だったので、始めはカラースプレーのような感覚で扱って、失敗の連続だった。

ルアーに色を付けるときのコツは、いっぺんに濃く色を付けようとしないこと。乾かしながら少しずつ色を付けていく。特にクリアカラーは見えにくいので、気付いたときには「塗料がたれていた」ということがある。

塗装に失敗したときには(一瞬泣きたくなるが)、あわてずMr.カラーの薄め液で乾かないうちにふき取るときれいになる。セルロースセメントは簡単にははげ落ちないので、大丈夫。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(7)塗装

99316014.JPG

塗装は、最も「技術」と「センス」が要求される行程。

中でも一番やっかいなのがエアブラシの扱いである。慣れるまでは、なかなか微妙なグラデーションが出せない。紙などに吹き付けて、何度も練習するしかない。別冊アトリエ「エアブラシの技法」(婦人画報社)という本が、大変参考になった。

カラーリングについては、ハンドメイドルアーの本がたくさん出ているので、それを参考にすると良いと思う。

塗料は模型店で売っているMr.カラーが使いやすいし、色の種類が豊富である。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(6)塗装の前処理

982280131.jpg

ボディーの接着後、

セルロースセメントにドブづけ(ディッピング)する。
丸1日、乾燥。(写真)
200~400番くらいのサンドペーパーで表面をなめらかにする。
1~3を最低10回は繰り返す。表面が、プラスチックのようになめらかでつるつるになってくる。

この作業は、「ボディーの強化」「防水性を高める」「塗装の下地作り」の意味がある。なおセルロースセメントは、釣具店やアウトドアショップ等で手に入る。

ホイルフィニッシュにする場合には、この後、ボディーにウロコ型をつけたアルミホイルをはる。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(5)ボディーの接着

01225003.jpg

成形の終わったボディーをいったん2つにはがす。ボディーにワイヤーフレームとガン玉(鉛玉)をはさみ、速乾性木工ボンドで接着する。

接着する前に、あらかじめ針金とガン玉があたる場所に、ルーターで溝を付けておく必要がある。

ルーターの替わりに彫刻刀を使う人もいるが、バルサは柔らかいので、彫刻刀では思い通りに削れないことがある。逆に、ルーターは削りすぎに注意。

接着剤は水の進入を防ぐ意味もあるので、多めに使うと良い。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(4)紙ヤスリをかける

yasurigake1.jpg

荒削りの終わったボディーをヤスリがけする。これも2枚重ね合わせたまま作業を行う。

目の粗い紙ヤスリ(180番程度)をつかい少しずつ形を整える。左右対称に、継ぎ目をなめらかに。あまり力を掛けずに、手のひらをつかって削ると失敗がない。

調子に乗ってヤスリをかけていると、バルサはすぐに削れすぎてしまう。「数回削って形を見て、また削る」というように、慎重に。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

(3)ボディーの成形

kiridashi1.jpg

バルサから切りだした芯材となるボディを、ナイフで成形する。

2枚のバルサは、ずれないように両面テープで貼り付けて同時に削る。このときは仮留めなので、ワイヤーフレームははずしておいた方が、作業はしやすい。

左右のバランス見ながら、少しずつ削っていく。断面を「楕円形」にするのがコツ。木目に刃が流されないように、材料の持ち方を工夫しながら削る。(写真)

この段階では荒削りでよい。気をつけるのは以下の点である。

  ・左右が対称になるように削る。
  ・次のヤスリがけを考え、削りすぎない。 
  ・2枚の継ぎ目をなめらかに削る。

理想とするルアーの形があるなら、そのルアーと見比べながら削るとよい。始めは評価の高いルアーの形を真似すると、学べるところが多く、得るものがある。

kiridashi21.jpg

写真は、以前に作ったルアーと荒削りの終わったボディーをならべたところ。

01225006.jpg

写真は、ここまでに主に使用した道具達。小さいカンナは道具としては格好良いが、使い勝手はナイフの方がずっと良い。

カンナの長所は、木目に流されて深く削りすぎる心配がないことである。短所は、削っている面が見えにくいこと。バランスを見ながら作業する上では、大きなデメリットである。

ラジオペンチには先の太さが色々ある。安いものでよいが、先はなるべく細いものの方が、作業はしやすい。

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/lureseisaku.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧