入門:知床熊の湯入門

2005.01.09

『知床熊の湯入門』~羅臼の露天温泉「熊の湯」の楽しみ方!

熊の湯の掃除風景

<目次>

1.熊の湯の紹介
(1)熊の湯のすすめ
(2)特徴と周辺環境
2.ルールとマナー
(1)「熊の湯入浴十ヶ条」
(2)入浴時の一般的なルールとマナー
(3)熊の湯独自のルールとマナー
3.熊の湯の楽しみ方
(1)熱いお湯
(2)地元の方々との交流

詳細ページ:http://hokkaido.life.coocan.jp/beginner5.htm

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その3-(2)地元の方々との交流

最後は、「熱いお湯」以外の楽しみ方についてのアドバイスです。

十ヶ条その8
ここのお湯は服用しても体に良いのでぜひ服用して下さい。


源泉と水の混合槽にコップが備え付けてあり、源泉を飲むことができます。
以前、ペットボトルに源泉を入れて持ち帰る人を見かけたことがあります。なるほどと感心しました。次に訪れるときには、 私もペットボトルを持参しようと思っています。

気を付けなくてはならないのは、混合槽の右側の管から出ているのは沢水(川の水)だということ。絶対に飲んではいけません

味覚だけでなく、聴覚や嗅覚でも熊の湯を楽しむことができます。
耳をすませば川のせせらぎ、鳥や虫、そして「何だかよく分からない生き物」の鳴き声が聞こえてきます。
強い源泉のにおいに混じって、葉や土のほのかなにおい。ゆっくりお湯につかりながら、時々深呼吸してみて下さい。

最後になりましたが、熊の湯の隠れた楽しみは、地元の方々との交流です。

私は人見知りをする方なので、初対面の人にあまり自分から声をかけたりはできません。温泉につかりながら、地元の方々の話に耳を傾け、 時折それにうなずき、他の観光客とのやりとりをほほえましく眺める。そして、話かけられたら喜んで会話に参加する。 これだけでも楽しい交流のひとときです。

そして、湯からあがるときには「ありがとうございました」と、一声かけていきましょう。 熊の湯を管理してくださっている地元の方々と、知床の大自然に感謝の意を表して温泉を出るのです。(終)

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その3-(1)熱いお湯

十ヶ条にはルールやマナー以外にも、「熊の湯の楽しみ方」についてのアドバイス【3810】が書かれています。

熊の湯の特徴の一つといえば熱い湯。この熱い湯を楽しむことが、初心者のスタートラインです。

十ヶ条その3
湯船に入って熱いと思ったら、1回目はすぐに上がって上で休んでお湯をかぶりますと、2回目からはあまり熱く感じません。


「裸の男10数人が、誰も湯船につかっていない」という光景を、熊の湯ではよく見かけます。そんなときはたいていみんな観光客です。

地元の人は、マナーには厳しいけれどとても親切です。熱そうにしている観光客には「ほれ、いったん出てからもう1回入ってみれ(北海道弁)」 等とアドバイスしてくれます。子供には洗面器を使ってお湯のかけ方まで指導してくれます。

熱いお風呂が苦手な人には、熊の湯は「いくら頑張っても入れない熱湯」に感じます。私からのアドバイスは
 ・「 いつかはじっくり湯船につかれる」と信じること。
 ・ 気長に湯温に慣れること
 ・ 湯温に慣れる過程を楽しむこと。

「こんなの熱くて入れない」とあきらめて出てしまうと、熊の湯の醍醐味は一生味わえません。「いつかはのんびりお湯につかれる」 と自分に言い聞かせながら、まずは「かけ湯」から始めましょう。

かけ湯だけでもはじめは熱く感じるので、心臓から遠いところから少しずつ慣らしていきましょう。邪魔にならないところに座り、 足から順に洗面器でお湯をかけます。このかけ湯だけでも温泉気分は充分に味わえます

この「かけ湯」は、ツーリングなどで日焼けした直後の人には最適です。湯につかるのは始めからあきらめて、ひたすらかけ湯を楽しみましょう。 源泉と沢水の混合槽なら、ヒリヒリ肌に適した温度の湯をくむことができます。

かけ湯が熱く感じなくなってきたら、いよいよ湯船につかります。つま先から腰、胸と徐々に入り、 我慢ができなくなった時点で無理せず湯船から出ましょう。ほてった皮膚を外気にあてて休めたら、再び湯につかります。これを根気よく繰り返せば、 そのうち肩までじっくりつかれるようになります。

洗い場の外側の砂利に、常に沢水が出ているホースがあります。湯船から出て時々この水で足を冷やすと、温泉を長く楽しむことができます。

余談ですが、お湯の熱さに慣れたころ観光客が入ってきたら、これ見よがしに「ザバーッ」と湯船に入ってみてください。 足すらつけられない観光客の横で、ちょっとした優越感にひたることができます。

十ヶ条その10
ここのお湯は2,3回繰り返し入りますとすごく温まりますので、ゆっくり疲れをとってお帰り下さい。


お湯がとても熱いので、1回に湯船につかる時間は私はせいぜい2分間。熱いお湯に慣れても、それ以上長くつかることはできませんでした。 湯につかっている間、動くと熱いので身じろぎもせずたえます。

それにひきかえ、地元の人はガーッと湯船に入り、たえ忍んでいる私の横でグイグイお湯をかき回します。 そして信じられないくらい長時間お湯につかった後、真っ赤な顔をしてザバーッと出ていきます。

それを見て「さすが」とは思うけれど、とても真似はできません。我々初級者は、やむなく「短時間の入浴を何度も繰り返す」 という方法をとることになります。不思議なことに、2回目、3回目の入浴になると、ピリピリとした「熱湯感」がだんだんなくなってきます。

ちなみに、男湯脱衣所には「かけ時計」があります(女湯は未確認)。湯船から見えるので、 自分がいったい何分お湯につかれるか計ってみるとよいと思います。「5分はたったかな」と思って時計を見ると、 実はまだ2分もたっていなかったりします。

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その2-(3)熊の湯独自のルールとマナー

次に、十ヶ条のうち、熊の湯独自と思われるルールやマナー【1479】についてアドバイスします。

十ヶ条その1
脱衣所に入ったら、何が書いてあるかよく見てよく読んでから入って下さい。読む余裕がなくお急ぎの方は、入浴せずお帰り下さい。


熊の湯の雰囲気に慣れていない初心者は、湯につかることだけで精一杯。「十ヶ条の看板」はおろか、周りのものがほとんど目に入りません。その上、 この看板は暗がりにかけてあるので、意識していないと見落としてしまいます。正直言うと、私がこの看板の存在に気付いたのは、 熊の湯に入って2回目か3回目のときでした。

私は、熊の湯に訪れる度にこの十ヶ条を読み返し、忘れかけた心得を思い出しています。

十ヶ条その4
湯船に入っている人が(例えば10人いるとして)半分の人が熱いといえば水を入れても良いが、2, 3人が熱いといってもその人達には従わなくてもよろしいです。


熊の湯は熱いことで有名です。この熱さは、 毎日入る地元の人にとっては何でもないのでしょうが、たまにしか入らない私のような観光客には、それこそ熱湯のように感じられます。

家庭であれば、好みの温度まで水を足すことは自由です。しかしここは公共温泉、原則は「そのままの温度で入る」です。

ただ、観光客が熱くて入れずにいるのを地元の人が見かねて、水で温度を下げてくれることがあります。これはあくまでもご厚意なので、 自分で勝手に温度を下げることがないようにしましょう。

どうしてもという場合には、「十ヶ条その4」に書かれているとおり、「みんな」がいいよと言っているのなら、 水を入れてもいいのではないでしょうか。場の雰囲気を察し、 あとから入ってくる人のことも考えて判断しましょう。わがままは許されません。


十ヶ条その7
誰もいない湯船にはいる時、熱かったら水を出しても良いが、上がる時には必ず水を止めてから上がって下さい。自分が入っている時、 誰かが来てその人が止めるだろうという気を持たず、出した人が必ず止める事。


初心者は「どこから水が出ているのか」すら気付くことが出来ません。湯船のすぐ脇に「源泉と沢水を混ぜる混合槽」があります。混合槽の右の管が沢水、左の管が源泉です。 この水が出る方の蛇口で水量を調節できます。くれぐれもぬるくしすぎないようにしてください。

ちなみに、熱湯が出ている源泉は、男湯の山側奥10m位にあります。 小道があるので話の種にのぞいて見るのもいいかもしれません。

十ヶ条その9
湯船を掃除している時は手伝いをして下さい。手伝いも出来ないくらいお急ぎの方は入浴しないでお帰りください。


以前、私は湯船の掃除を手伝わせてもらった事があります。お湯をすべて抜いた後、デッキブラシを使ってこすり、 その後お湯をはります。地元の方が中心になり、キャンパーや湯治客が10人くらいで協力して掃除しました。

掃除は(朝6時からと掲示されてはいますが)毎朝5時20分位から行われます。 お湯をすべて抜くので、掃除後も9時くらいまでは入浴できません。

掃除に協力することはもちろん大切ですが、それ以上に 「地元の人のおかげで温泉に入れるんだなぁ」ということを掃除を通して実感することが重要だと思います。

なお、サイト内にある熊の湯の写真は、すべて掃除中に撮らせて頂いたものです。間違っても(男湯も含めて)入浴している人がいる時に撮影しないように心がけてください。

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その2-(2)入浴時の一般的なルールとマナー

前述の十ヶ条をおおまかに分類すると、次の3項目に分けられます。
 ・ 入浴時の一般的なルールやマナー【256
 ・ 熊の湯独自のルールやマナー【1479
 ・ 熊の湯の楽しみ方のアドバイス【3810

まず、入浴時の一般的なルールやマナー【256】について、私なりに補足とアドバイスをしていきます。

十ヶ条その2
湯船に入る時は体を洗ってから、さらにお湯を2,3杯かぶってから入って下さい。


入浴時に身体、特に下半身を洗ってから入るというのは、当然のマナーです。しかし、最近は銭湯などを利用する若者が減り、この手のマナーは 「守れない」というより「知らない(教えられていない)」 というのが世の中の現状のようです。

熊の湯では、このようなマナーを守れない者は、 地元の入浴者の方々にその場で叱られます。マナーに厳しいし見て見ぬふりなどしません。ましてや 「知らなかった」などという言い訳は通用するわけがありません。「知らなければ叱られてその場で覚える」。熊の湯はまさに社会教育の場なのです。

体にお湯をかける時には、予想以上に熱いのでそのつもりで。知らずに勢いよくかぶると、 思わず大きな声が出て恥ずかしいおもいをします。

十ヶ条その5
浴場には絶対アルコール類は持ち込まない事。


熊の湯にはビールなどを持って入ってはいけません。旅行番組のレポーターが「いいお湯ですねぇ」と言いながら熱燗で一杯、 などという光景を望むなら、熊の湯に入るべきではありません。他の温泉で許されるかどうかは知りませんが…。

酒の持ち込みに限らず、「旅の恥はかきすて」とばかりに浮かれ気分で熊の湯に入ることは避けましょう。大声を出したり場所を占領したり…、 等がこれにあたります。熊の湯は本来、地元の人が1日の仕事の疲れを癒す生活の場所です。 観光客のためのものではありません。「自分(のグループ)だけいい気分、周りは大迷惑」 などということがないように心がけましょう。

十ヶ条その6
湯船に水着で絶対に入ってはいけません。ここは浴場です。プールではありません。


「風呂に水着で入らない」というのは、常識のように思えます。が、昨今「修学旅行で水着を着て風呂に入る中学生」 といったことが話題になるように、若い世代には決して当たり前の事ではないようです。

それに、熊の湯の近くにある「セセキ温泉」 では水着着用可らしいので、勘違いした観光客が「熊の湯にも水着で入ってしまった」 ということがあったのかもしれません。

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その2-(1)「熊の湯入浴十ヶ条」

熊の湯は地元の方がボランティアで管理している温泉なので、 利用させていただくときのルールやマナーは必ず守らなければなりません。といっても決して難しいことではなく、 常識的なことを当たり前のように守れば良いのです。

熊の湯の脱衣所に入ると、「熊の湯入浴十ヶ条」と書かれた大きな看板が目に入ります。熊の湯を利用するにあたって、 最低限のルールやマナーがそこには書かれています。記載されていることは以下の通りです。

■熊の湯入浴十ヶ条

1 脱衣所に入ったら、 何が書いてあるかよく見てよく読んでから入って下さい。読む余裕がなくお急ぎの方は、入浴せずお帰り下さい。

2 湯船に入る時は体を洗ってから、さらにお湯を2, 3杯かぶってから入って下さい。

3 湯船に入って熱いと思ったら、 1回目はすぐに上がって上で休んでお湯をかぶりますと、2回目からはあまり熱く感じません。

4 湯船に入っている人が(例えば10人いるとして)半分の人が熱いといえば水を入れても良いが、2, 3人が熱いといってもその人達には従わなくてもよろしいです。

5 浴場には絶対アルコール類は持ち込まない事。

6 湯船に水着で絶対に入ってはいけません。ここは浴場です。 プールではありません。

7 誰もいない湯船にはいる時、熱かったら水を出しても良いが、 上がる時には必ず水を止めてから上がって下さい。自分が入っている時、誰かが来てその人が止めるだろうという気を持たず、 出した人が必ず止める事。

8 ここのお湯は服用しても体に良いのでぜひ服用して下さい。

9 湯船を掃除している時は手伝いをして下さい。 手伝いも出来ないくらいお急ぎの方は入浴しないでお帰りください。

10 ここのお湯は2,3回繰り返し入りますとすごく温まりますので、 ゆっくり疲れをとってお帰り下さい。

 (羅臼町、羅臼町観光協会、熊の湯愛好会)


さて、この十ヶ条をもとに「熊の湯のルールとマナー」そして「熊の湯の楽しみ方」について、 初心者向けのちょっとしたアドバイスをしたいと思います。

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その1-(2)特徴と周辺環境

熊の湯についてもう少し詳しく紹介しましょう。

熊の湯は「北海道目梨郡羅臼町湯の沢町」にあります。車で行くには、羅臼町で国道335号から国道334号(知床横断道路)に入ります。 そこから5km程走ったところに熊の湯の入り口があります。

入り口のすぐ脇に駐車場があり、10台程停まれるスペースがあります。混み合う時期はいつもいっぱいで、 あふれた車やバイクが路肩に停まっています。駐車場のすぐ横にかかる朱塗りの「いで湯橋」を渡ると、そこに熊の湯があります。

熊の湯の泉質は、含食塩硫黄泉です。神経痛・筋肉痛・慢性皮膚病・冷え性・切り傷にきくそうです。源泉は熱湯の高温泉。 もちろん源泉掛け流し「本物の温泉」です。

源泉掛け流しなので24時間お湯は出ていますが、朝の5時半から9時くらいまで入浴することができません。 地元ボランティアの方々が中心になって、5時半頃から浴槽の清掃を行い、そのあと9時頃まで湯船にお湯をはります。

熊の湯は男女別の露天温泉です。
男湯の周りには原始林以外何もありませんが、女湯はしっかりと木の板で囲まれています。 「塀で囲まれているので安心して温泉を楽しめる」という意見と「塀のせいで露天風呂の開放感や眺めが台無し」 という2つの意見に分かれるようです。「外は見たいが中は見られたくない」というジレンマがつきまとう、なかなか難しい問題です。

男湯脱衣所は扉がないので、湯船から見通せます。ライダーなど貴重品を持ち歩く人は、目を離さなければ脱衣所に置いても心配はなさそうです。 女湯脱衣場の入り口にはちゃんと扉が付いています。

髪や体は、湯船の周りにある排水口の周辺で洗うことができます。
男湯には排水口は3カ所、女湯には(おそらく)1カ所あります。 排水口の近くで座り込んで話などをしないようにしましょう。体を洗いたい人が迷惑します。

熊の湯には管理棟などはありません。問い合わせ等は羅臼町水産観光振興課(01538-7-2162)にするとよいでしょう。

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その1-(1)熊の湯のすすめ

「知床の露天温泉」と聞いて何をイメージしますか。
おそらく多くの人が、大自然の中のいわゆる「秘湯」を思い浮かべます。

知床の露天温泉で私がおすすめしたいのは、羅臼町にある熊の湯です。

熊の湯のすぐ隣には、私が大好きなキャンプ場羅臼温泉野営場があります。大好きな理由は、釣り場が近くにあること以上に、 熊の湯が隣接しているからに他なりません。

熊の湯は渓谷にある天然の露天温泉です。原生林のまっただ中にあり、 すぐ横に羅臼川が流れています。

温泉から見える眺望がすばらしく、春から夏にかけてはうっそうとした林と川のせせらぎ、秋から冬の晴れた日には羅臼の町や海が見渡せます。

初めて熊の湯に訪れた人は、川辺の穴にお湯をためた(だけに見える)野趣あふれる温泉を見て、入浴することに少し戸惑うかもしれません。

ひとたび熊の湯を経験してしまうと、その開放感と豊かなお湯、そしてそれらが無料で味わえることに感動し、もう一度入りたくなります。

入泉回数を重ね心地よさに慣れてくると、熊の湯は「秘湯」などではなく、地元の方々が家族連れで通う「みんなの温泉」 であることに気付きます。そこは羅臼やその周辺に住む人々の憩いの場であり、日常生活の一部なのです。 公共の場所ですから、当然利用上のルールやマナーがあります。

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